僕の住んでる地区は、ネオナチはたまにしか見かけません。その代わり外見上ネオナチと区別しにくいパンクスあるいはネオナチパンクスは中央駅に行けばダース単位で出会えます。が、こちらから問答無用でぶん殴るなど挑発しない限り、基本的に無害です。でも一ヶ月に一回ぐらい一方的に物を投げられたりといった軽い嫌がらせを受けます。

警察は残念ながらばら売り、ないし2、3人一組でしか見ることができませんが、彼らはしょっちゅう警察に小一時間は問い詰められています。ドイツの警察は基本的に礼儀正しく、「これじゃどっちが○クザかわかんないよ!」などということはありません。でも、デモや暴動では容赦なくぶん殴ってきますし、催涙ガスをぶっぱなします。

でもこの平和は豊かなバイエルンのなせる業かも。
失業率が2倍以上の旧東独地域はまた別の状況かもしれません。

ストや暴動、デモが多い。ゲットー地区に行けば闘争の香りが漂う。あと、ネオナチと同じぐらいアナーキスト・アナキストもウヨウヨ。
この前電車で見かけたアナキスト(彼のジャケットの背中にこれでもかというほどデカいアナキストロゴがマジックで書かれてた)は、電車のクソ重たい手動ドア(ドイツの古い電車は車両の連結部意外にも、ひとつのひとつの車両の前と後ろを扉で仕切ってて、しかも結構重い。出入り口の扉はさらに重い上に、ハンドル式で開けるめんどくさい機構なので、なかなかうまく開かないバリアアンフリー構造)を他人が開け閉めするのを毎回手伝ってあげたりと、これまで見たどのドイツ人よりも親切でした。

さすがポゴ党を生み出した国、ドイツ。もしかしたらそのうち間違いで政府が転覆するかもしれないという雰囲気は大好きだ。

ドイツ人に聞けばネオナチが・・・。ネオナチに聞けばトルコ人は・・・。トルコ人に聞けばロシア人が・・・。ロシア人に聞けばウォッカ寄こせと、もうみんな他人に罪を擦り付け放題です。

そんな中、ネオナチと何が違うのか良くわからないブッシュ大統領はメルケル首相と仲良しです。彼女は個人的に彼を好きかどうかは別にして、政治家として彼にいい顔をしなければいけないのです。彼女が個人的にネオナチが好きかどうかは別として、ドイツ首相としてネオナチは追い散らさなければならないのです。あーばかばかしい。もうやめちまえよ、国民国家。

昨日はBMWの市販直前のプロトタイプ、X6が街中に堂々と路駐されてました。BMWのロゴは覆面されてましたが。ティザー広告代わりでしょうか。BMWでは手取り時給8.5ユーロでの期間工の存在が発覚し、BMWの本社があるミュンヘンでは抗議行動も行われたらしいのですがよく知りません。ちなみにドイツでマックのセットを頼むと5、6ユーロです。彼らは1日8時間働けば、その日は10回はマックにいけますね。食費の心配はなさそうでなによりです。


おっと、家庭事情のことは何一つ語っていないですと?
いえいえ、ちゃんと私はドイツで一番有名な家族のことを語りましたよ。

両親(特にママ)は、子供に権利と義務を訴え、義務はいつも多め、そんかわり権利は少なめ(長男除く)。どこの家でもそうなんでしょうが、どうやらこの家でも義務と権利とお小遣いの額には関連がありそうです。

デキのいい長男はもっと小遣い寄こせと、家庭のルールをどんどん自分に有利に変更していきます。彼のお小遣いはこの10年で200%増えました。

普通のデキの次男は長男のとばっちりを受けています。彼のお小遣いはこの10年で5%減りました。物価は当然上がる一方です。なので時々、長女や他の兄弟姉妹と一緒に両親に抗議したり家事をストライキしています。たくましいのは結構ですが、両親の監視の目と弾圧は日に日に強まっています。ええ、特に、2001年に親戚の家の煙突が爆破されて以来は。

普通のデキの長女は女性だからという理由でもっと少ないお小遣いしかもらえません。今やママが主導権を握ったこの家で、彼女の待遇はどの程度改善されたのでしょうか?

両親からの愛をあまり受けられなかった次女と三男は外に積極的に「私たちを見ろ!これがドイツ家の真相だ!」と訴えます。たくましいのは結構ですが、両親の監視の目と弾圧は・・・。

最後に養子としてこの家に来た末っ子ですが、彼らには見る目も当てられません。長男と同じ家事を手伝っても報酬は1/20なのです。両親は「同じ仕事をやっても能力が極端に違うんだから当然だ」、といいます。同じ理由で食事の量も少なめです、「うまく働けないもの食うべからず」。本当は家の収入の伸びを超える勢いで長男へのお小遣いを増やしているのが、タダでさえ少ない報酬がますます少なくなっていってる理由なのですが、そんなことは教えてやる必要はありません。家庭内暴力はないに越したことはありませんから。

そんなこんなでこの家もリフォームが必要なようです。あちこちに偽装の跡が見えますね。
それでも極東の既に家庭崩壊して、びんぼっちゃまの家のように外側とガレージのトヨタ車だけ立派な家よりはずいぶんとマシですが。

長くなりましたね。ではこのへんで

ドイツの極端なアナキストの一派が流した選挙に向けての政見放送